World Core(world-core.net)に関する調査結果を公開
消費者トラブルに関する注意喚起・情報提供・無料相談などを行う民間の任意団体「消費者支援協会」は、相談者から提供された資料および一般公開情報をもとに、World Core(world-core.net/ワールドコア)について調査を行い、2026年8月25日に結果を公開しました。
今回確認された相談では、SNS上の副業に関する投稿などをきっかけにLINE等へ誘導された後、当初案内されていた副業から自己資金を使う取引へと内容が変化しています。
その後、「500%」「900%」などの高い利益率が説明され、取引画面上に540万円の残高が表示された後、108万円の「技術料」や、出金前に86万4,000円の「税金」を支払うよう求められる流れが確認されました。
調査対象となっている「World Core」について
本記事で「World Core」と記載しているものは、world-core.netで表示されていたWebサイトおよび、同サイトを利用するよう案内された相談事例を指します。
「World Core」「ワールドコア」という名称だけで検索すると、同名・類似名の別企業やサービスが表示される場合があります。
ワールドコア株式会社(worldcore.jp)をはじめ、同名・類似名の企業・団体・サービスは今回の調査対象ではなく、本件と関連付けるものではありません。
名称だけではなく、URL・ドメインまで確認することが重要です。
SNSの副業案内から自己資金を使う取引へ
相談資料では、SNS上の副業に関する投稿などをきっかけとしてやり取りが始まり、その後LINE等へ誘導されています。
当初は副業・作業として案内されていましたが、その後、自己資金30万円以上を使用する取引へと内容が変化しました。
相談資料では
・最低30万円以上
・500%の利益
・30分ほどで終了
・即日出金可能
などの説明が確認されています。
さらに取引上の問題が発生した後には、
・自己取引の場合は600%
・代理取引の場合は900%
・代理取引には最低60万円以上必要
などの説明も確認されました。
画面上には残高540万円・給料53万7,000円
代理取引後とされるWorld Core(world-core.net)の画面には
残高:5,400,000円
給料:537,000円
と表示されていました。
また、公開されていた画面ではETH/USDTの一分足について「Top」「Bottom」を選択する形式も確認されています。
画面上に高額な利益や残高が表示されていても、その表示だけでは、同額の資産が実際に存在し、自由に出金できることを確認することはできません。
108万円の「技術料」を請求
相談者に提示された「代理取引技術料明細表」では
5,400,000円 × 20% = 1,080,000円
として、108万円の「技術料」が示されていました。
画面上に表示された540万円を基準として、さらに高額な支払いを求める流れとなっています。
出金前には86万4,000円の「税金」
さらに540万円を出金しようとすると
「高額出金」
「資金源確認」
「マネーロンダリング対策」
などを理由に審査が必要と説明されました。
その後、540万円の20%を納税総額108万円とし、一部を運用者側が負担するとして、86万4,000円の「税金」を先に支払うよう求める説明が確認されています。
一方、取引への参加時には「確定申告不要」という趣旨の説明もあり、説明内容には食い違いも確認されました。
公開サイトやドメイン情報も確認
消費者支援協会では、相談資料だけでなく、World Core(world-core.net)の公開サイト、会社情報、利用規約、ドメイン情報、金融関連の公開情報についても確認しました。
調査資料では、world-core.netのドメイン登録日は2026年6月28日でした。
一方、対象サイトでは2018年創業、2019年設立などの表示が確認されています。
会社の設立時期とドメイン取得時期が異なることだけで問題と判断することはできません。
ただし、今回の調査では、2018年または2019年から現在のサービスが継続して運営されていたことを独立して裏付ける資料までは確認できませんでした。
VALUE CORE(value-core.net)との複数の共通点
今回の調査では、過去に消費者支援協会が調査したVALUE CORE(value-core.net)との間にも複数の共通点が確認されました。
両事例では
・30万円・500%
・60万円・900%
・残高540万円
・給料53万7,000円
・技術料20%
・出金前の税金請求
・ETH/USDTの一分足
・Top / Bottom形式
などが確認されています。
特に
残高5,400,000円
給料537,000円
という具体的な数字まで一致しています。
消費者支援協会では、現時点では重要な類似案件として整理しています。
なお、本記事でいう「VALUE CORE」はvalue-core.netを対象とした調査事例を指します。
株式会社バリューコア(valuecore.jp)をはじめ、同名・類似名の企業やサービスを本件と関連付けるものではありません。
名称の異なる類似手口にも注意
消費者支援協会では、World Core(world-core.net)やVALUE CORE(value-core.net)のほか、過去にQueen Trader、SONIQ EX、VICTORIA TRADE、HORIZON、ALPHA EXなどでも類似した相談事例を確認しています。
サイト名やデザインが異なっていても
・SNSや副業投稿をきっかけにLINE等へ誘導される
・高い利益率を提示される
・自己資金や暗号資産の送金を求められる
・画面上に高額な利益や残高が表示される
・取引上の問題などを理由に追加資金を求められる
・出金前に税金、技術料、保証金、手数料などを請求される
といった流れがみられる場合があります。
そのため、「World Coreではないから大丈夫」とサイト名だけで判断せず、勧誘経路、URL、送金方法、出金時の追加請求など、手口全体を確認することが重要です。
一方、名称が同じ・似ているという理由だけで、無関係な企業やサービスを本件と結び付けることも適切ではありません。
追加送金を求められている場合は注意
利用しているサイトや相手から
「税金を払えば出金できる」
「技術料を支払えば残高を受け取れる」
「保証金を払えば解除できる」
「今回が最後の支払い」
などと説明されている場合には、相手側の説明だけを根拠として追加送金を続けないことが重要です。
すでに送金している場合には、SNSアカウント、LINE等のやり取り、利用したサイトのURL、取引画面、残高画面、出金申請画面、追加請求の内容、暗号資産の送金記録、送金先ウォレットアドレス、提示された書類などを削除せず保存してください。
詳しい調査結果について
World Core(world-core.net)に関する詳しい調査結果は、消費者支援協会公式サイトで公開しています。
World Core(world-core.net/ワールドコア)調査記事
https://www.shoshishakyokai.org/world-core-scam/
また、SNS上の副業案内などからLINE等へ誘導される流れについて、noteでも注意喚起記事を公開しています。
消費者支援協会 note
https://note.com/rupo_sagi/n/nd81a7ed051dd
本記事は、相談者から提供された資料および一般公開情報をもとに実施した調査について、消費者被害防止の観点から情報提供するものです。
同名・類似名の企業、団体、サービスを本件と関連付けるものではありません。また、複数サイトで共通点が確認された場合でも、それだけをもって同一の運営主体であると断定するものではありません。