消費者支援協会には2026年9月、FUSION Xとして案内された「fusion-serv.com」に関する副業・投資トラブルの相談が寄せられています。
今回取り上げる「FUSION X」は、国内外に存在する同名・類似名の企業、製品、サービスを指すものではありません。相談者からFUSION Xとして案内されたfusion-serv.comを対象に調査しています。なお、同サイト内部では「Dream Swap」、会社概要では「Dream Swap Inc.」との表示が確認されています。
SNSの副業投稿からLINEへ誘導
相談では、Threads、Instagram、XなどのSNSで副業・投資に関する投稿を見たことをきっかけにDMでやり取りを始め、その後LINEへ誘導されたとの申告があります。
「初期費用がかからない」「スキマ時間でできる」「自分も収益を得ている」などと説明された後、イベントやプログラムへの参加を案内され、暗号資産を送金する流れが確認されています。
出金時に別名目の支払いを求められる相談
相談では、最初にイベント・プログラムの参加費用などとして送金した後、
・出金するための所得税
・事前に支払う手数料
・損失を補填するための費用
など、別の名目でさらに資金を求められたとの申告もあります。
すでに暗号資産を送っている場合でも、「今回支払えば出金できる」といった説明だけを根拠に追加送金を続けないことが重要です。
ORIONと似ているとの相談からHTMLまで調査
今回の相談では、相談者から「ORIONとサイトが似ている」「勧誘から取引までの流れも似ている」との申告がありました。
そこで消費者支援協会が、fusion-serv.com、ORION(orion-sv-ex.com)、JUPITER(jupiter-sstx.com)を比較したところ、3サイトで「dream_swap」という名称を含む画像・動画、CSS、JavaScriptなどに複数の共通点を確認しました。
さらにfusion-serv.comとJUPITERでは、「Dream Swap Inc.」という会社名のほか、経営陣として掲載された氏名、所在地、設立日の表示にも共通点が確認されています。
ただし、FUSION Xとして案内されたfusion-serv.com、ORION、JUPITERが同一の運営主体によるものであるとは断定していません。
すでに送金している場合は記録を保存
同様の状況にある場合は、SNSやLINEのやり取り、案内されたURL、暗号資産の送金先ウォレットアドレス、TxID、取引画面、追加支払いを求められたメッセージなどを削除せず保存してください。
消費者支援協会では今後も、SNS上の副業・投資情報からLINEやグループチャットへ誘導され、暗号資産送金や追加支払いへ進む相談について調査・注意喚起を継続します。
詳しい調査結果
https://www.shoshishakyokai.org/fusion-x-investigation/
消費者支援協会 公式note
https://note.com/rupo_sagi/n/n13bcd8ab0125