ジャカルタ、2026年9月8日—インフラや住宅の建設において、コンクリートは最も広く使われる材料の一つである。現在、コンクリートの技術革新は、強度や品質だけでなく、持続可能な建設を支える材料の活用にも向けられている。その一つが、フライアッシュと高炉スラグ微粉末(Ground Granulated Blast Furnace Slag、GGBFS)をコンクリート配合の代替材料として活用する取り組みである。
フライアッシュは、石炭の燃焼によって生じる材料で、たとえば石炭火力発電所(PLTU)で発生する。GGBFSは、鉄鋼業の高炉で鉄鉱石を溶錬する際に生じるスラグを原料とし、これを微粉末に加工した材料である。両者はコンクリート配合においてセメントの一部を代替できるうえ、できあがるコンクリートの特性にも利点をもたらす。
フライアッシュにはポゾラン性があり、より緻密なコンクリート組織の形成を助ける。一方、GGBFSはコンクリートの強度発現と耐久性に寄与する。また、GGBFSは特定の使用割合においてセメントより水和熱が低く、温度上昇を抑え、適切な条件下では熱によるひび割れのリスクを低減できる。こうした特性により、両材料は長期にわたり良好な性能と耐久性を備えたコンクリートの実現を後押しする。
環境面では、フライアッシュとGGBFSの活用により、セメントの使用量を最大50%削減でき、コンクリート製造時のCO₂排出量の削減にもつながる。この取り組みは、産業副産物の活用の最適化やグリーンコンクリートの導入を支えるものであり、持続可能な開発に向けた取り組み、ならびに環境・社会・ガバナンス(ESG)原則の実践と軌を一にしている。
WIKA Betonにとって、両材料の活用は材料イノベーションの一環にとどまらず、持続可能性を重視したコンクリート製品の開発を支えるものでもある。その適用例の一つが、プレキャストコンクリートを基盤とするモジュール型住宅「WIKA Beton Home(WHOME)」である。WHOMEでは、フライアッシュとスラグ(GGBFS)がプレキャストコンクリートの配合における代替材料として使用されている。これにより、環境に配慮した材料と、より効率的な建設プロセスを採用するグリーン製品としてのWHOMEの位置づけが強化されている。
フライアッシュとGGBFSの活用は、材料のイノベーションが必ずしも新しい材料から生まれるとは限らず、産業の身近にすでにある材料を最適化することでも実現できることを示している。今後もWIKA Betonは、環境への責任を損なうことなく、現代の建設ニーズに適応するコンクリート製品を提供するため、さまざまな代替材料の探求を続ける。
PT Wijaya Karya Beton Tbk(WIKA Beton)について
PT Wijaya Karya Beton Tbk(WIKA Beton)は、PT Wijaya Karya (Persero) Tbkの子会社で、インドネシア最大のプレキャストコンクリート産業を担う企業である。東南アジアの業界リーダーを目指すというビジョンのもと、持続可能な技術革新と、ESG(環境・社会・ガバナンス)に基づく事業慣行の実践に取り組んでいる。WIKA Betonは、プレキャストのEngineering-Production-Installation(EPI)方式を採用している。子会社は4社で、PT Wijaya Karya Komponen Beton(WIKA KOBE)、PT Wijaya Karya Krakatau Beton、PT Citra Lautan Teduh、PT Wijaya Karya Pracetak Gedungである。
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Corporate Secretary
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