FREE PRESS RELEASE / NO ACCOUNT REQUIRED
2026.10.21 WED
linkpress.β

【実証】生成AIが社内ファイルを読むのは「過去に1度でも開いたファイル」― 121万件を調べ、社内の誰でも到達できる共有

DriveChecker株式会社(本社:大阪市)は、Google Workspaceを利用する環境で、生成AIが社内ファイルをどこまで参照するのかを実際に確かめ、あわせて共有設定の実態を集計しました。調査対象は1,210,541件のファイルです。

配信元
DriveChecker株式会社 (法人)
Web
https://drivechecker.co.jp/
カテゴリ
IT・テクノロジー
【実証】生成AIが社内ファイルを読むのは「過去に1度でも開いたファイル」― 121万件を調べ、社内の誰でも到達できる共有

■ 背景

生成AIの業務利用が広がり、社内のファイルを横断して検索・要約できる環境が一般的になりました。「共有設定が緩いとAIに読まれる」という指摘は以前からありますが、どの条件で実際に読まれるのかを示したデータは多くありません。当社は自社が許諾を得た環境で、共有設定の種類ごとに生成AIの回答へ引用されるかを実際に試し、同時に各設定のファイル数を集計しました。



■ 調査の方法

対象:Google Workspaceを利用する組織のドライブ(当社が許諾を得た環境)。2026年10月9日時点、106のドライブ、調査対象ファイル1,210,541件。


(1)共有の状態を「外部アドレスへの共有」「リンクを知っている全員」「組織内のリンクを知っている全員」に分類して件数を集計。

(2)検証用のダミー文書を共有設定ごとに用意し、別の利用者のアカウントから生成AI(Gemini)に質問して、回答に内容が引用されるかを確認。

(3)アカウントを停止した利用者に残っている共有を集計。




■ 結果1:共有設定ごとのファイル数(2026年10月9日時点)


⚫︎調査対象ファイル数

1,210,541件

※106のドライブの合計


⚫︎外部アドレスへの共有

77,782件

全体に占める割合:6.4%

※ 組織の外のアドレスに共有されている状態


⚫︎「リンクを知っている全員」

592件

全体に占める割合:0.05%

※ URLを知れば組織の外からでも開ける状態


⚫︎「組織内のリンクを知っている全員」

3,485件

全体に占める割合:0.29%

※ 社内の誰でも、URLさえ分かれば到達できる状態


⚫︎停止したアカウントに残っていた共有

1,589件

※ 停止済み6アカウントのうち1アカウントに集中



外部への共有は前週比で1%未満の変化にとどまる一方、「リンクを知っている全員」は前週比+16%と増減が大きく出ました。この環境では自動解除(14日後)が有効なため、増えた分が解除されて減る動きを繰り返しています。



■ 結果2:生成AIが社内ファイルを引用する条件

検証用のダミー文書に、架空のプロジェクト名・予算・責任者・拠点・着手日を書き、別の利用者のアカウントから生成AIに質問しました。3つの条件で結果が分かれました。



条件1:「組織内のリンクを知っている全員」で共有。ただし、その利用者はまだ一度も開いていない。

→ 引用されない。 生成AIはドライブを検索しに行きますが、「該当する資料は見つかりませんでした」と答えました。


条件2:同じファイルを、その利用者が一度ブラウザで開いた後。

→ 引用された。 文書に書いた予算・責任者・拠点・着手日の4項目すべてを、生成AIが正確に回答しました。開いたのは閲覧者としての1回だけで、ファイルの所有者は別の利用者です。


条件3:「制限付き」(その利用者にアクセス権がない)。

→ 引用されない。 「見つかりませんでした」と答えました。



つまり、共有範囲を広げただけでは生成AIは読みません。誰か一人がそのリンクを開いた時点で、その人の生成AIの参照範囲に入ります。リンクが転送されて開かれるほど、中身を引き出せる人が増えていきます。



■ 考察:「広げた」ではなく「開かれた」で広がる

共有設定の見直しは、これまで「誰に見えるか」の問題として語られてきました。生成AIが加わると、ここに「誰が開いたか」という時間の要素が入ります。設定を広げた直後は何も起きません。しかし、そのURLが社内で転送され、受け取った人が一度開けば、その人が生成AIに質問したときに中身が回答として出てくるようになります。開いた本人も、共有した本人も、この状態の変化に気づく手段を持っていません。

停止したアカウントに1,589件の共有が残っていたことも、同じ性質の問題です。アカウントを止めても共有先としての記録は消えず、誰かが点検しない限り残り続けます。

対策は、生成AIの利用を止めることではありません。

AIが参照する土台である共有の状態を、一覧で把握し、ルールから外れたものを自動で戻し続けることです。


■ 当社の取り組み

DriveCheckerは、Google Workspace上のファイルの共有状態を管理者が一覧で確認し、ルールから外れた共有を自動で解除するSaaS型のサービスです。共有件数の推移をレポートで追えるため、是正した状態が続いているかを数字で確認できます。2026年10月には、社内の共有についても人事情報をもとに権限を自動でそろえる「内部共有管理プラン」の提供を開始しました。

14日間の無料トライアルをご用意しています。

https://drivechecker.co.jp/


■ 会社概要

DriveChecker株式会社

所在地:〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1丁目5-7 四ツ橋ビルディング3階

事業内容:Googleドライブ向けセキュリティ管理サービス「DriveChecker」の開発・運営、および導入・運用サポート

URL:https://drivechecker.co.jp/


■ 本件に関するお問い合わせ先

DriveChecker株式会社

Email:support@drivechecker.co.jp


この記事について

本記事は配信元(DriveChecker株式会社)が投稿したプレスリリースを、リンクプレスが AI 自動審査を経て公開したものです。記事内容に関するお問い合わせは、各配信元までお願いいたします。