書籍のタイトルは『RECITING THE ANALECTS IN JAPANESE』。副題は「Master the Samurai Code of Sound from the Historic Ashikaga School」。
本書が提案するのは、論語を単に英語に翻訳して理解するのではなく、日本語のまま声に出して楽しむという、新しい古典の味わい方だ。
論語は、中国の思想家・孔子とその弟子たちの言行をまとめた古典。日本でも長く学問や教育の基礎として親しまれてきた。
足利学校にゆかりのある素読は、文章の意味を理解するだけでなく、声に出して読むことを重視する伝統的な学習方法である。
六本木氏は、この日本独特の学び方に海外の人々も関心を持つ可能性があると考えた。
「外国人にも、論語を日本語で声に出して読んでもらいたい。意味を理解することだけが目的ではありません。日本語の響きやリズムを楽しみながら、日本の伝統的な学習文化を体験してほしいのです」
同氏は海外出版に10年携わり、日本の人や文化を英語で世界に紹介する活動を続けている。今回の書籍も、その経験を生かした具体的な実践例となる。
制作にあたっては足利学校を訪問し、施設や体験内容の紹介について確認。施設の紹介は差し支えないとの回答を得たという。
六本木氏が今回の取り組みを通じて提唱するのが「論語インバウンド」だ。
日本人にとっては身近な伝統文化も、外国人にとっては新鮮な体験になるかもしれない。日本の文化を海外に発信するだけでなく、それをきっかけに実際に日本を訪れてもらう。そんな新しい観光の可能性を探る。
足利学校に伝わる学びの文化を、世界の人々が日本語の音で楽しむ。
地域に根付いた文化を世界に届ける、新たな試みとして注目される。
書籍情報
書名:RECITING THE ANALECTS IN JAPANESE
副題:Master the Samurai Code of Sound from the Historic Ashikaga School
著者:Tony Roppon
出版:Amazon Kindle
書籍販売ページ:
https://amzn.asia/d/05gSvOcD
発信者
Tony Roppon(六本木タツヤ)
Makikomi Works合同会社
海外向けメディア「Roppongi Times」
※本書は足利学校の公認・監修・推薦によるものではありません。